
おはようの挨拶の後には、自分なりに分析をした前夜のベイスターズの試合結果を聞かされる。
出勤直後の定番なのですが、今日に限ってはそそくさと着替えに向かった篠さん。
「おかしいな?昨日は勝ったから機嫌は良いはずなんだけどな。」と思ってバックルームに戻ると、デスクの上におどろおどろしいパッケージのペヤングを発見。
ペヤングやきそば 激辛MAX END。
着替え終わった篠さんの後ろ姿に「食べていいの?」と聞いてみたところ、「どうぞ」と言いながら左右の肩が僅かに震えています。 辛さに悶絶する私を想像して笑いをこらえているようですが、今回も彼女の期待を裏切ることでしょう。

今回は、かやくをしっかり入れてお湯を注ぎました。 添付のソースには「激辛ENDソース」の文字が。 篠さんに見せたところ、攻撃力の高そうなパッケージを見て満足そうな笑みを浮かべていました。

無事完成。見た目は普通のペヤングとあまり変わりません。 期待に溢れた表情の篠さんが見守る中、躊躇なく口いっぱいに頬張ります。 「どうですか? 辛いですか?」と、脳が味覚の信号を受け取る速度よりも早く質問してくる篠さん。 「うん、辛いよ」と答えながらも食べ進む私を見て、徐々に表情が曇り始め納得がいかない様子。
「一口食べていいですか?」 と言いながら、おっかなびっくり数本のやきそばを口に運んだ数秒後、苦悶の表情を浮かべて水をガブ飲み。 辛かった?と聞いてみると、「歯茎まで辛いです」と涙目で答えてくれました。 そんな篠さんを横目に、あっさり完食。オープン業務もあるのでゆっくり食べていられません。 篠さんは、怪訝な表情で私の状態を確認したあと、ぶつくさとオープン業務に戻っていきました。 それにしても面白いように表情が変わる篠さん。
ごちそうさまでした。今回も美味しかったです! ( ̄^ ̄)ゞ 谷口