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お正月 <谷口>



実家で過ごす最後のお正月。 元旦で仕事を終えた忙しい姉もかけつけ、家族全員が集まりました。

夏を迎える前に、父と母はマンションに移り住みます。 取り壊されてしまう実家の思いで話しでしんみりとするかと思っていた今年のお正月。 父も母も意外にあっさりしていて、それぞれの近況報告と新居のレイアウト案で盛り上がりました。

仕事から帰宅後、ほぼ徹夜で仕上げたと言う姉の手作りおせち。 タコの煮物は少し硬く、牛蒡の牛肉巻きは少し濃かったですが、美味しく頂きました。 「姉ちゃん、このかまぼこ最高だな!」と言ったら「それは買ったんだよっ!」と怒られました。 そのやりとりを見ながら笑う父と母が印象に残っています。

70歳過ぎまで勤め上げた父の趣味は、ウォーキングと葉書の挿絵書き。 色塗りの幅が広がりそうな48色の水性筆ペンセットをプレゼントしたところ、喜んでくれました。 技術屋上がりの父なので、説明した使い方以外の自己流の塗り方をあみだすことと思います。 思いもよらない凄い挿絵の葉書が届くのも、そんな先では無いような気がして楽しみです。




祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

玄関先の蛙と会うのも数えるほどかと思います。 永久不変なものなどないのですから、蛙のように未来を見据えて頑張ろうと思います。

( ̄^ ̄)ゞ 谷口

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